前日の寒さから打って変わり、さわやかな日曜日、千葉そごうで歯科医師会の主催する第15回「ヘルシーカムカム2006」が開催されました。
1階正面入口特設会場ではミッフィーと遊んだり、歯のコンクールの表彰式など、そして、6階の特設会場では、ブラッシング指導、歯並びや入れ歯等の相談、虫歯、歯周病、お口のなかにできるガンの検診、口臭チェック、歯と口の健康度測定などさまざまなコーナーがありました。私は歯科検診、相談コーナーを担当しましたが、検診相談コーナーが5箇所で皆様にはずいぶんおまたせしてしまい、申し訳ありませんでした。
さて、私の専門である歯並びの相談で、1番多かった質問は「矯正治療はいつごろからはじめればいいのですか?」でした。
 
ここで治療開始時期についてお話しましょう。私は自分のクリニックにきた方には最適時期は自分で歯ならびを直したいという気持ちを持ったときと、お話しています。よほど歯周病がすすんでいないかぎりは年齢は関係ありません。また、お子様の治療開始時期の目安としては上下前歯が4本ずつそろったとき、小学校2年生ぐらいでしょう。まずは矯正専門医にご相談になるとよいと思います。もともとの状態次第ですぐにはじめたほうがいいか、もうそこし待ったほうがいいかとわかれますが、その判断はやはり矯正医の診察が必要です。小学校低学年に治療しますと、お口の中全部が大人の歯になったとき、永久歯を抜かずにできる可能性がひろがります。この時期の治療期間は1年から1年半ほどです。
当日は10時の開店と同時にたくさんの方々が来場され、2千数百名の皆様にお越しいただきました。入場は無料です。充実した内容ですので、来年も是非ご参加ください。
 

歯科医師 松田雅子