9月の第3週に札幌で開かれた、日本矯正歯科学会に松田先生と私達スタッフ全員で参加してきました。
 
丁度季節的も良い時期でしたし、大規模な学会への参加は久しぶりだったので、
大きな期待感と少々の緊張感で札幌を訪れました。
私にとって10年ぶりの札幌訪問だったのですが、(ちなみに10年前も日橋学会でした)駅の周囲は再開発が進みきれいなビルが林立し、すっかり洗練された雰囲気の街へと大変身していて驚きました。
さて、学会というと難しくて堅苦しい様なイメージがあるかもしれませんが、最新の学術・器具・薬剤等が発表がされ、私達スタッフにとっても日々の診療を高いクオリティーで円滑に行う為のヒントの宝庫で、とても興味深く貴重な場でした。
 
例えば、矯正治療中の患者さんの口腔衛生管理は、歯科衛生士の大切な役割なのですが、最近の患者さんは歯科に関する豊富な知識を予めお持ちで、フッ素やキシリトール、殺菌剤入りの洗口剤、高性能な電動歯ブラシ等なども手軽に購入でき、既に所有されたり興味を持たれる方が多いです。
優れた道具や薬品であっても、ただ使えばよいというものではなく、使い方や組み合わせによって効果が変わってきます。
今回の学会では、そういった口腔ケア製品についても、直接業者さんに効果や性能を最大限に生かす為の様々なコツを聞く事が出来たので、私自身、多くの新たな発見や情報を得ることができました。当院でも早速新しい虫歯予防の商品も取り入れましたので、興味のある方はどうぞお申し付けください。
今回の学会の収穫を日々の診療に生かし、的確なアドバイスと処置を患者さんに提供していきたいと思っています。
 

歯科衛生士 野村裕子